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[第48回] 各国の特許証:中国は豪華!アメリカはオシャレ!日本は。。。

今回のお題

翻訳プロジェクト担当のUです。
前回予告していました「特許証」についてご紹介いたします。

出願した特許が特許庁の審査をパスすると、特許証が発行されます。
以前、特許事務所で勤めていた際に、様々な国の特許証を見る事が出来ましたが、国によりその外見が異なります。

特許証に記載される内容は、
 - 特許番号
 - 発明の名称
 - 特許権者
 - 発明者
 - 出願番号
 - 出願日
と各国とも同じですが、それぞれどのような外見かをご紹介いたします。

シンプル:日本

(日本の特許証サンプル)

接客室に飾っている企業もあるので、見た事がある方もいると思います。

日本らしく(?)とてもシンプルなデザインです。

特許番号や発明の名称が列記された、表彰状のようなスタイルです。
(韓国、台湾、欧州特許庁(EPO)から発行される特許証もこのスタイルです)

ちなみに、商標登録証はバックが白地です。

(日本の商標登録証サンプル)

オシャレ:アメリカ

(アメリカの特許証サンプル)

どことなくオシャレなデザインですね。

アメリカの特許証は、該当の特許公報を含む製本状になっています。
なので、画像は特許証の表紙となります。

アメリカの特許証は、特許番号第10,000,000号以降(2018年中ごろ以降)新しいデザインになったようです。
私は旧デザインの方が馴染みがあります。

(アメリカの旧特許証サンプル)※左下部のリボンがオシャレ感を増します。

ゴージャス:中国

(中国の特許証サンプル)

中国の特許証は豪華で、どこか威厳を感じます!

アメリカと同じように特許公報を含む製本スタイルですが、アメリカよりもしっかりした作りになっています。

ただ、2018424日以降に付与された特許の特許証は、特許公報が製本されなくなったようでで、日本と同じ表彰状スタイルになったようです。。。
なので、1枚目画像のような赤色の表紙は無くなったのかもしれません。
(近年の中国特許証を見たことが無いので、不確実です)
個人的には、ちょっと残念です。

尚、電子データのみで特許証を発行しない国(オーストラリア、シンガポールなど)もあります。

連載一旦終了

これまで、特許事務所での勤務経験をふまえて「特許について一緒に学ぼう」と題して8回にわたって特許のプチ情報を連載してきましが、今回で連載一旦終了となります。
(いわゆる「ネタ切れ」です。。。)

今後、また特許ネタを思いついた際には復活しようと思います。

次回からは、特許ネタにしばられず多岐にわたった話題をご紹介して行きたいと思います。

弊社は特許翻訳を多く取り扱っております!
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筆者プロフィール

沖縄出身。

進学を機に十代から沖縄を離れ、沖縄県外での時間の方が長くなりました。(海外、名古屋、東京)
夏になると帰省したい気持ちが強くなります。ここ数年実現出来てないので「今年こそ、夏は島へ帰る!」と意気込んでいます。

翻訳プロジェクトの新規開拓/提案/運用を担当しています。
特許事務所での経験を活かした翻訳サービスを日々思案中。